since July 17, 2002
LNA-125





LNA-125
Low Noise
Preamplifier
w/ BPF


LNA-125 は、108MHz~136MHz に対応した「アンテナ直下型」の受信用ローノイズプリアンプです。VHF航空無線受信用に設計したバンドパスフィルタを内蔵しており、優れた性能を発揮します。



LNA-125 本体

 LNA-125
は、屋外に設置された受信アンテナの 直下に挿入するインラインモジュール形式の機器です。寸法は 約 167 x 18 x 20 mm とコンパクトに仕上がっています。

電源オフでスルー(通過)機能

LNA-125は、DCBT-12 からの同軸給電による電力で動作します。 電源電圧がない場合には、全ての動作段が停止、高周波リレーによる自動切替えによって、アンプやバンドバスフィルタを通さず、アンテナからの受信信号をスルーします。 

LNA-125を装着するアンテナが、広帯域受信用のアンテナである場合には、
電源オフでは広帯域受信アンテナとして、電源オンで直下型プリアンプ内蔵のVHFエアバンド受信アンテナと、見かけの動作を切り替えることができるようになります。

【LNA-125 仕様】
型式名 LNA-125
入出力コネクタ NP-NJ
受信周波数範囲 108MHz -136MHz
ゲイン 約 12 dB
BPF通過帯域幅 116~136 MHz
挿入損失 2.0 dB 以下 (スルー時)
電源 DC10 - 12V / 100mA
(DCBT-12による同軸給電)
外形寸法 約 167 x 18 x 20 mm
★ この製品は受信専用です
製品改良の為、仕様、外観は変更することがあります。
優れた高周波特性

LNA-125の高周波特性は、様々な環境でVHF航空無線を受信するために使いやすい設定になっています。  LNA-125が稼働しているときの周波数特性は、「LNA-125 Freq. vs. Gain」 に示したように、VHF航空管制通信用として特に 「116MHz-136MHz」 を際立たせた急峻な性能を発揮します。 また低雑音ながら十分なゲインを得るため、高周波低雑音増幅用のRFデバイスの選択、回路構成、部品配置など、コンパクトな筐体の中で高周波技術のノウハウを活かした最適化をしています。
LNA-125 Freq. vs. Gain

LNA-125 基本セット

 弊社では、LNA-125 を導入していただきやすいように、LNA-125 基本セットとして右写真のように、次の製品をパッケージにして販売しています。

LNA-125 低雑音アンプ本体
DCBT-12 バイアスティ
BSP-05M2VX パッチケーブル
ACアダプタ (AC100V用)

なお、LNA-1090 と DCBT-12を結ぶ同軸ケーブルは、別売の R10M-5DFB (NP-BNCP 約10m) が便利です。
LNA125 基本セット

LNA-125 設置概略図

【LNA-125 を装着可能なアンテナ】

LNA-125 は、屋外アンテナの支持パイプ内に装着するアンテナ直下型として開発しました。弊社では、LNA-125に簡単に組み合わせられるアンテナとして 713G-DA ディスコーンアンテナ」 を用意しています。

受信周波数範囲 70MHz-3GHz
全長 約104cm
重量 約1.1kg.
コネクタ形状 N型ジャック
付属同軸ケーブル RG-58A/U 10m
(NP-BNCP付)
適合マスト 40-60 Φ

713G-DA 以外のアンテナでも電気的に接続できるアンテナは、いろいろあります。 アンテナの支持パイプ内に収めるなら、そのアンテナの支持パイプの寸法が、
 


 ・内径 30 mm以上、長さは、約180 mm 以上 

のアンテナであれば収められ、必要に応じてコネクタの変換プラグを使えば接続できる場合があります。

【LNA-125 の装着例】

左写真は、実際に LNA-125 を 713G-DA に装着しようしている例です。このようにアンテナの支持パイプの中に直接装着することで、マストヘッドでのパッチケーブルが不要となります。また、パッチケーブルのロスもなくなるうえ、LNA-125 自体支持パイプ内に隠れてしまうので、風雨や紫外線などからの劣化を大幅に軽減することができます。

下3枚は、それぞれ、

「 ダイヤモンドアンテナ D777 」 (左中)
「コメットアンテナ DS747PRO」 (左下)
「 コメットアンテナ GP-15 」 (右下)

の給電部に装着している例です。
(撮影のために分解しラジアルやエレメントは外してあります)

▲D777 に装着している例
D777, DS747PRO, GP-15 ともにアンテナ本体のコネクタはM型ジャックですから、LNA-125 を装着するには変換プラグが必要となります。
写真のように上記の条件を満たしているアンテナならば、装着ができます。

支持パイプに収められないアンテナの場合、しっかり防水処理をしていただいたり、さらには受信機近くの室内において使うことも可能な、LNA-125。活躍の場はお客様の工夫次第で広がります。

▲DS747PRO に装着している例

▲GP-15 に装着している例



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